60代 男性 ゴルフによる手首・腕の痛み

今回はゴルフをきっかけに発症した手首・腕の痛みについてのお話です。

クライアント様は60代男性で、ゴルフ歴は長く現在も月に数回ゴルフ場に足を運ばれています。

その方が今回、右の手首と前腕(手首から肘にかけて)に痛みを訴えておられました。

目次

症状の経緯

症状が現れるまでの経緯をお伺いしたところ、前回のゴルフを終えてから手首・腕に痛みが出るようになったとのことでした。

普段からゴルフを楽しまれていることを知っていたこともあったので、これまでにその部分に痛みや違和感を抱えていたのかお伺いしたところ、そのようなことはなく前回のゴルフをきっかけに発症したようです。

痛みの特徴

痛みの特徴としては、手の甲を上にして手首を持ち上げる動きをすると手の甲から腕にかけて痛みが走るというもので、日常生活では飲み物の入ったペットボトルを掴んで持ち上げる動作が一番辛いとのことでした。

テニス肘に似たような症状

この痛みの特徴から考えると、肘に痛みは出ていないもののテニス肘とよく似た痛みが出ていると言えます。

テニス肘とは正式には「上腕骨外側上顆炎」と呼ばれる症状であり、ものを掴んで持ち上げる動作やタオルを絞る動作の際に肘の外側に痛みが出るものです。

テニスのバックハンドの際、腕に負担がかかることで発症するケースが多いことからテニス肘と呼ばれることもあります。

ゴルフのスイングと痛みとの関係

今回のケースではテニスにより発症したわけではなく肘に痛みも出ていないため、外側上顆炎の可能性は低いものの痛みの特徴が似ていることからゴルフのスイング動作が手首や肘に負担を掛け発症したのではないかと思われます。

クライアント様自身も、その時は身体を上手く使えず手打ちになっている場面が多かったような気がすると、ゴルフのスイングが痛みに関係しているように感じておられました。

身体の状態を確認

痛みが出るまでの経緯と症状についてお伺いし身体の状態を確認していくと、腕全体として痛みの出ている右側の筋肉の緊張は強く皮膚の柔軟性の低下している状態でした。

施術内容


そのため、施術により肩から手首にかけての筋肉の緊張を緩和させてみると、肩・肘・手首の関節が自然な状態へと戻り皮膚の柔軟性も改善されました。

すると症状が慢性化していなかったこともあり、5分ほど施術を行ったあとで手首の動きを確認してもらうと、痛みの改善が見られました。

まとめ

痛みが発生した原因

今回のケースでは、痛み自体は症状が慢性化していなかったことから早く改善されましたが、痛みが発生した原因はゴルフのスイング動作にある可能性が高いと考えています。

実際にクライアント様のスイング動作を確認すると、スイングの際に股関節や胸椎(背骨の一部)の動きが小さいまま、腕や手首を使ってテイクバックをとっている動作が見られたので、恐らくこのテイクバックの癖から痛みに繋がったのではないかと推測しています。

ですので、痛みが改善して終わりではなく痛みが発生した原因を解消するために、柔軟性の向上や手首・腕に負担が掛からない身体の使い方を身に付け、クライアント様にとって適切なスイングができるようになることが、再発の予防そしてパフォーマンスの向上において大切になります。

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