ストレスと上手く付き合うために

ストレス社会という言葉を耳にする現代において、このストレスと上手く付き合いながら生活を送ることは、豊かなライフスタイルを過ごすための一つの条件と言えます

身の回りで情報が溢れ、生活様式や働き方が変化している現代またこれからの時代、ストレスとの付き合い方は生活レベルを左右する大きな要因になると考えられることから、今回はどのような心掛けをすればストレスと上手く付き合うことができるのかという、ストレスと上手く付き合っていくためのポイントをご紹介していきます。

目次

ストレスの正体

ストレスという言葉は毎日聞いている方もしれませんが、そもそもストレスとは何かというところは案外知られていないように思います。

ストレスと一言聞くと、ほとんどの方は身体に悪いもの・いけないものといったマイナスの印象が強いようですが、実際はそうではありません。

何事もそうですが、相手のことを何もわかっていない状態で適切な行動をとることは難しいものです。

ですので、ストレスと上手く付き合っていくためには、まずストレスとは何かというその正体について知ることが大切です。

ストレスとは何か

ストレスとは、 精神的緊張・痛み・疲労・温度変化などの様々な要因(=ストレッサー)によって、身体に負担が掛かることを言い、このような刺激を受けることで身体は汗をかく・瞳孔が開く・眠気が無くなる・痛みを感じにくくなるといった反応が現れます。

これらは、交感神経が刺激されることによる興奮状態とも言え、これが身体がストレスを感じる流れであり、ストレスの正体です。

ストレッサーにより身体はストレスを感じ負担が掛かっていると考えられますが、これは単に悪いものというわけではなく、生活する上で必要な負担となることもあります。

例えば、事故や災害などで身に危険を感じると普通であれば身体はストレスを受け興奮状態になりますが、これは危険から自分の身を守ろうとする身体の反応であり、危険を回避するためには必要なものです。

このようにストレスは身体に悪い影響を与えているだけのものでは無いということをまず押さえておくだけでもストレスへの向き合い方は少し変わることでしょう。

ストレスを感じる原因

ストレスは単に悪いものでは無いと説明しましたが、世間ではストレスを感じ苛立ったり・思い悩んだりしてしまうのが実際でありますが、その原因はストレスの慢性化によるものであると考えます。

身体はストレスを受けると興奮状態になるものの、そのストレスが一時的なものであれば身体は再び元の状態に戻ってくれますが、ストレスが持続的であり慢性化すると身体は常に興奮状態になってしまうことから、ストレスを感じていると認識してしまいます。

世間でストレスが溜まっているという声が多く出るのは、このストレスの慢性化が起こっているからであると言えるため、ストレスと上手く付き合っていくためにはストレスを持続させないように心掛けることが一つのポイントです。

ストレスのコントロール

ストレスをコントロールしてくれる身体の機能として交感神経と副交感神経の2つからなる自律神経が体内には存在し、心拍数・血圧・呼吸・消化などの身体が起こす反応はこの自律神経がバランスをとってくれています。

ストレスを受けている際には、身体は交感神経の活動が優位になり興奮した状態になり、その逆のストレスが少なく穏やかである場合、身体は副交感神経の活動が優位になり冷静な状態になります。

つまり、この交感神経と副交感神経が丁度良いバランスで働くことで興奮し過ぎず無気力になり過ぎず、心身を良いコンディションで保つことができると言えます。

ストレスと上手く付き合うために

ここまでストレスの正体について書き進めてきましたが、次からはストレスと上手く付き合っていく上での考え方について解説していきます。

まず、ストレスの慢性化が起こってしまう原因として考えられるものが”反芻思考(はんすうしこう)”と呼ばれるものです。

そのため、この反芻思考を止めることがストレスと上手く付き合っていく上での重要な要素と言えます。

反芻思考とは何か

反芻思考とは、同じ物事を繰り返し考えることを言います。

仕事で腹が立ったり・思い悩む出来事があり、仕事が終わり帰宅してもずっとその出来事が頭から離れないようなケースは反芻思考に陥っている例であり、このような経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

この反芻思考に陥ってしまうことは、ストレスの種となった出来事を常に考えてしまいストレスを頭から切り離せない状態となります。

それが、結果としてストレスを慢性化してしまう原因になると考えられます。

反芻思考とストレスの関係

ストレスと良好な関係を築くために、先ほどの反芻思考を止めることがポイントになるわけですが、そのためには反芻思考とストレスの関係を押さえておく必要があります。

実際に反芻思考を止める、いわゆるストレスの種を繰り返し考えることを止めるためにどうすれば良いかを考えた際、ストレスを減らそうとする・ストレスに対してポジティブに捉える・ストレス自体を考えないようにするといった、このような対処法がよく挙げられます。

一見悪くないような気がしますが、反芻思考とストレスの関係から見るとあまり適切な対処法とは言えません。

ここで反芻思考を止めるために挙げた例はどれもストレスに対してどうするかといった、ストレスが主語になってしまっています。

これはストレスが主役となっており、頭の中ではストレスをどうしようと考えてしまうことから、むしろ反芻思考に陥ってしまう考え方であると言えます。

この反芻思考とストレスの関係を把握していないと、ストレスを良好な関係を築こうとしている行動がかえって関係を悪化させてしまう可能性があります。

反芻思考を止めるために

では実際に反芻思考を止めるためにはどのような考え方をすれば良いのかと言うと、ストレスを頭の中で遠くに引き離すことが必要です。

わかりやすく言い換えると、ストレスに対して目を向けないと言うことです。

先ほどもお伝えしたように、ストレスをどうにかする・ストレスに対して何かをするといった意識や行動はストレスありきのものになるため、常に頭の中ではストレスが付き纏うことになります。

ですので、ストレスに目を向けない、もっと具体的に言うとストレスと違う何かに意識を向けることが結果的にストレスを頭の中で遠くに引き離すことに繋がります。

ストレスと上手く付き合うための対処法

ストレスと上手く付き合うためには反芻思考を止めることであり、そのためにはストレスと違う何かに意識を向けることが大切であるわけですが、最後はそのストレスと違う何かについての具体的な対処法として、今回は呼吸・運動・姿勢の3つをご紹介します。

呼吸

ストレスの対処法としてここでは特に腹式呼吸をお勧めします。

腹式呼吸、いわゆる吸った空気をお腹にいれる呼吸は副交感神経に働きかけるため、交感神経が優位となっているストレス状態をコントロールする手段としても効果的です。

腹式呼吸を行う際には、呼吸によるお腹の膨らみや何秒で吸って何秒で吐くといったところに意識を向けて行うことで、ストレスに対する反芻思考を止めることに繋がります。

呼吸の秒数に関しては4秒かけて吸い4秒かけて吐くリズムが初めて実施する方でも無理なく取り組めるためお勧めです。

呼吸の時間と呼吸による空気の流れを感じながら、ゆっくり丁寧に行いましょう。

運動

運度は鬱などの精神的な症状の改善効果も期待されると言われています。

運動が苦手な人にとって運動と言う言葉を聞くとそれだけでストレスと感じてしまうかもしれませんが、運動強度に特別な決まりはないため、少ししゃがんでみる・肩を回してみるなど無理なくできる身体が心地良いと感じるものから始めてみましょう。

何からして良いかわからない方は散歩からでも大丈夫です。

散歩する際には普段通らない道や知らない地域を歩くことがお勧めです。

慣れない場所での散歩は新鮮さがあると共に、まわりのお店や街並みなどに目が行くため気分転換にもなります。

また運動を実施すると少なからず身体には負荷がかかります。

その負荷が無理のない範囲で大きくなっていくことで、身体もその負荷に耐えられるようになることからストレスへの耐性も強くなっていくため運動は非常にお勧めです

姿勢

この姿勢に関しては、常に良い姿勢でいなければいけないと言うものではなく、普段の生活の中で自分の姿勢に対して意識を向けましょうと言うものです。

例えば、仕事中1時間に1回は姿勢を正してみる、家事の合間に姿勢が悪くなっていないか気にしてみるなど、このような意識を持ってみましょう。

身体の状態・姿勢の状態に意識を向けることでストレスを引き離すだけでなく、姿勢を正すことは脳への酸素や血流の供給が上手くいくため集中力の向上も期待されることに加えて、近年ではスマホやパソコンの影響により姿勢が崩れ肩こりや腰痛も増えていることから、姿勢を正すことでそれらの改善・予防にもなります

また、身体と心の繋がりから考えると、姿勢を正すことでストレスの軽減になると考えます。

苛立っていたり・思い悩んでいる際の姿勢は目線が下がり背中が丸くなりますが、心に不安や悩みなどの問題があると基本このような姿勢になります。

心を直接的に改善することは難しいですが、丸くなってしまった姿勢を正すことで身体が整うと間接的に心にも影響が生じ、少しスッキリと落ち着いた気分になれるものです。

まとめ

今回はストレスと上手く付き合うためにをテーマに、ストレスの正体について、ストレスについての考え方、ストレスへの具体的な対処法をご紹介しました。

ストレスと上手く付き合っていくために大切なのは、いかにストレスを慢性化させないかとストレスと違うもの意識を向けることです。

対処法に関しては、今回ご紹介したもの以外にもその人にとって適切なものがあると考えますので、今回の内容を参考に他にも自分にあったものを探してみてください。

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