可逆性の原理|トレーニングの原理・原則

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可逆性の原理とは

可逆性の原理とは、トレーニングによって得られた効果や変化もトレーニングを中断すると失ってしまうことを言います。

内容

トレーニングを行うことで、人間の身体はその負荷に適応するために身体に変化が現れたり、身体の機能の向上が見られたりします。

しかし、それらの変化や効果というものは一生ものでは無く、一度獲得したとしてもトレーニングを中断することで、元の状態へと戻ってしまいます。

可逆性とは、ある変化を考えた時に、条件を変えるとその変化と逆の方向に変化が起こり元の状態に戻ることです

すなわち、トレーニングの実施により身体・機能の向上効果が見られるが、トレーニングを中断することで逆の変化が起こるため、身体・機能は元の状態に戻ってしまうと言うことです。

身体づくりにおける可逆性のケース

数年前、パーソナルトレーニングが流行り出した頃の身体づくりと言えば、”2~3ヶ月で身体を変える”といった宣伝を頻繁に目にしたことから、世間での身体づくりのイメージも2~3ヶ月の短期間で行うものであるとの印象が植え付けられました。

実際、2~3ヶ月の間にトレーニングの習慣をつけることで身体に変化は現れますし、それで成果が出ることがわかったことがパーソナルトレーニングブームに火をつけたとも言えます。

ただ、大切なのはその短期間での身体づくりを終えた後です。

今回のテーマでご紹介している通り、トレーニングには可逆性の原理というものが存在するため、短期間で大きな成果を得られたとしても、その後トレーニングを中断してしまうと身体は少しずつ元の状態へと戻っていきます。

当時、短期間でのパーソナルトレーニングを終え成果が出たものの、その後トレーニングを中断したことからリバウンドしてしまったとの声もよく耳にしました。

まずはできることから

身体を良い状態へと引き上げ・維持するためには、定期的なトレーニング・運動は欠かせません。

そうなると、まずは無理なくできることからはじめることが大切です。

ハードなトレーニングは身体への負荷が大きく、しんどいからこそ効果があると思われているかもしれません。

しかし、これまでにトレーニング経験のない方がいきなりハードなトレーニングに取り組むと、負荷に身体が耐えられず怪我をする可能性が考えられますし、トレーニングの苦しさから精神的に追い込まれトレーニングの継続が困難になってしまいます。

身体づくりにおいて最優先に考えることは、安全に取り組めること・継続できることであり、トレーニングが習慣とならなければその効果を感じることもできません。

まとめ

トレーニングで得られた変化や効果もトレーニングを中断すると元の状態に戻ります。

これは、勉強や仕事でも同じことが言えます。

小学生がわかる問題でも、学びの機会が無くなった大人に解けないことが良い例です。

仕事でも長期休暇などで、少しの間業務から離れると仕事に戻った時に、どこかいつも通りでない感覚に陥るものです。

常に良いコンディションを保つためには、無理なく続けられるトレーニングや運動を定期的に取り入れることが大切です。

それらが生活の中で身についてくると、身体のちょっとした変化にも気付きやすくなるため怪我や病気の予防にも繋がります。

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