特異性の原理|トレーニング原理・原則

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特異性の原理とは

特異性の原理とは、実施したトレーニングの刺激に応じた効果が現れるというものです。

内容

「特異性」という言葉を調べると、そのものに備えられている特殊な性質という意味で出てきます。

つまり、トレーニングにおける特異性とはそれぞれのトレーニングメニューが特殊な性質を持っている、言い換えるとトレーニングメニューはそれぞれに異なる効果を持っているということです。

もう少しわかりやすく解説すると、スクワットは下半身の筋肉を鍛える種目であり、腕立て伏せは胸や二の腕の筋肉を鍛える種目であるというものが特異性の原理と言えます。

1つの種目で全身を鍛えられることはなく、スクワットであれば下半身の筋肉、腕立て伏せであれば胸や二の腕の筋肉を鍛えるといったように、それぞれのトレーニングメニューには鍛えられる部位に特徴を持っています。

特異性の理解がトレーニングの効果を上げる

それぞれのトレーニングの特異性を理解することで、自分が理想とする身体に近づくために、自分に足りない部分を補うために必要なトレーニングが何かを知ることができます。

例えば、野球において速い球を投げるというケースでは、実際にボールを投げ込む練習も必要ですが、その速い球を投げるために必要な筋肉を鍛えることや関節の柔軟性の確保も必要です。

身体を安定させるためのお尻や太ももといった下半身の筋力に加え、肩や胸まわりの柔らかく使えることでボールに大きな力を伝えることができ、球速が上がります。

どのようなトレーニングが身体にどのような変化を与えるのか、そのトレーニングにはどのような特異性があるのかを理解してトレーニングに臨むことでより大きな効果を感じることができます。

どのような身体を目指すのか

特異性の原理を実際のトレーニングに応用するためには、まず自分自身がどのような身体になりたいと考えているかが重要になります。

例えば、陸上の短距離選手のように100mの短い距離を全力で走るトレーニングを積み重ねると、お尻・太ももがガッチリとした身体つきになりますが、長距離選手のように○○kmといった長距離を走るトレーニングを積み重ねると、下半身はスラッと引き締まった身体つきになります。

このように、選択したトレーニングの特異性により身体つきにも変化が出るため、トレーニングをはじめる前に自分の目指す身体をイメージしましょう。

まとめ

今回は特異性の原理について紹介しました。

特異性の原理を理解してトレーニングに臨むことができるようになると、トレーニングの効果をより感じられるだけで無く、毎回のトレーニングの目的もはっきりしてくるので、トレーニングの充実度も上がってきます。

まずは、自分自身がどのような身体になりたいかをイメージしましょう。

・健康的な身体になりたいのか
・メリハリのある身体、モデルのような身体を目指すのか
・趣味のスポーツのパフォーマンスを上げたいのか

など、皆様がトレーニングに取り組む目的はそれぞれです。

どの目的にも共通するところもありますが、突き詰めていくと身体のどの部分をより磨いていくのか、どのスポーツのどの能力を高めるのかにもよって、トレーニングの内容も細かく変わってきます。

トレーニングの効果は正直に身体に現れてくれますので、目的と手段の選択をより良いものにすることでトレーニングの充実度は自然と上がります。

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